日本ゲーゴル協会/日本ゲーゴル協会は認知症の改善リハビリテーション法の普及に真剣に取り組んでいます。

実践プログラムの紹介

1.姿勢保持と腰痛予防プログラム

認知症高齢者や脳卒中後遺障害者は一般的に姿勢保持が不安定であり、施設や病院に入院中の患者においても座位を取らせて身体機能を保つことは重要です。腰安定用具(バックアップ)は欧米では腰痛予防の目的で医療用にも使用されています。これを装着することで、安定して骨盤が前傾位を確保できるため脊柱起立筋群が機能し体幹の伸展が得られ、顎を引いた形で頭部が良好にコントロールされるようになります。このことが安定要因になり後方の腰椎パッドにもたれた形ではあるが、頭と体幹の安定した動きを伴う支持性が保障され動的な座位姿勢が実現できます。腰安定用具を装着し当運動療法を実施して、座位保持の訓練によって自力での座位保持が可能となります。

2.感覚・身体機能改善プログラム

<活性温熱療法>

活性温熱療法この療法は「心身機能活性療法指導士」が指導プログラムに則って実施します。遠赤外線温熱装置で温めた特製の活性麦飯石マットを使用して、決められた指導手順と方法に従って、利用者の手・肩・背・足・膝を温めながら適度な刺激を与え、全身の血行を促進し、体の緊張や痛みを和らげます。どんなに重度な方でも「温かい」感覚と、実践してくれている目の前の指導士の優しい心に触れ、心身ともに快活になって行きます。またこのプログラムは次に実施する運動に移行する為の重要なウオーミングアップの役割を担うと共に以下の効果が期待できます。

  • (1)呼吸、循環系の機能を整える。すなわちこれらの諸機能を徐々に高めていく。
  • (2)筋温や血液の温度を上げると筋が収縮しやすくなる。
  • (3)代謝活動も盛んになり、毛細血管の抵抗も減少する。
  • (4)血管循環がよくなる。
  • (5)痛みを和らげる。
  • (6)「ありがとう」という感謝の気持ちが生まれる。

3.神経・身体機能改善プログラム

<フィンガースポーツ運動>

この運動は弾力性のあるシリコンゴムで出来た運動機器「フィンガースポーツ」を使用し、「第二の脳」と言われる手や指を刺激し、かつ筋力を強化し、脳の活性化をはかり集中力、記憶力、運動能力を育む画期的な方法です。フィンガースポーツ運動は簡単で誰にでも出来、一定期間順序よく行なえば、必ず成果が上がります。特に脳卒中後遺障害のリハビリテーションには最適でアメリカ・カナダでの使用3ヶ月後のアンケートで、「手が良く動くようになった(75%)、血色が良くなった(90%)、イライラがしなくなった(95%)」等が報告されています。

<フラハンド有酸素運動>

フラハンド有酸素運動この運動は「フィンガースポーツ」と連動させて行なう様プログラム化されており、開発者はロサンゼルス大学医学センター会長(医学博士、スポーツ医学博士)エニーバンデーグ博士です。当運動機器はプラスチック製でシャフト、滑車、フープを組み合わせたもので、シャフトの中に150gの重りを1個入れ総重量約400gで出来ています。プログラムはストレッチ体操と有酸素運動を組み合わせた理想的な内容で構成されており(運動時間は約30分)、「フインガースポーツ運動」と「フラハンド運動」を行なうことにより以下の効果が期待できます。

  • (1)全身の筋肉を使い各部の関節を動かす。
  • (2)心臓や肺の機能を著しく向上させる。
  • (3)弾力性のある血管を作り、毛細血管を発達させる。
  • (4)疲労しにくい、丈夫な身体を作る。
  • (5)運動不足を解消し、病気に負けない身体を作る。
  • (6)精神的、肉体的ストレスを著しく緩和させる。
  • (7)情緒が安定し安眠効果が増大する。
  • (8)体温調節が効率よく働く様になる。
  • (9)集中力や記憶力を育み、平衡機能や反射機能、敏捷性、歩行能力等の運動能力を高める。
  • 脳卒中後遺症による麻痺や言語障害の改善に効果がある。

又「フラハンド」は健常者の筋力トレーニングとしても最適でシャフトの中の重りを3個まで増やすことが出来、重量を450gまで調整出来る様になっています。

4.精神・身体機能改善プログラム

びんぐわなげスポーツ/精神・身体機能改善プログラムゲーゴルゲーム」は巾1m、長さ5mのマットの上で3種類のスポーツゲームを行なうもので、精神機能面と身体機能面の向上に著しい効果が期待できる。
このゲームの指導法については指導士認定講習会で詳しく実践指導しているが、心身機能活性運動療法の一連のプログラムを実践することにより、いろいろな面で認知症の改善が見られます。

  • (1).「ゲーゴルゲーム」を行うと、自己に対する捕われから解放される。
    又、その捕われを自己調節し、健康な機能の回復が促進される。
  • (2).「ゲーゴルゲーム」は高齢者や障害者の心を素直に開かせる。
    またゲームを通じ他人との人間関係と、より良い交流を育み、自発的で積極的な行動をとる様になる。
  • (3).病気の為に不規則になった生活の修正を図るのに最適で、楽しみながらルールに従ったゲームの追求の中から、自分に必要な生活技術を獲得して行く様になる。
  • (4).ゲーゴルゲーム」を通して、他人との交流が積極的になる。
    それ故、具体的な生活を目指すようになり、より良い社会生活が出来るようになります。

5.言語・知的機能改善プログラム

<サウンドアクションQ&A・回想療法>

サウンドアクションQ&A・回想療法/言語・知的機能改善プログラム認知症の改善は「心身機能活性運動療法」プログラムを指導手順通りに繰返し実施します。当プログラムの最後に言語及び知的機能の改善を目的とし、独自に開発した「回想療法機」を使って行ないます。指導士が個別指導の形式で、1対1で、マニアルに従って行ないます。「聞いて理解する能力の向上」、「見て理解する能力の向上」、「話す力と発声力の向上」、「記憶力の向上」、そして「書く能力の向上」を明確な目標として実施します。

ボタンを押すと動物や鳥の鳴声が出、指導者が指導手順に沿って、具体的に質問をして正しく答えているかどうかを記録します。利用者に関する生活史を事前に作り、回想法を入れながら楽しく会話しながらコミュニケーション能力を発展ささせて脳と心の機能を高めるのです。

この実践プログラムは脳卒中後遺障害による言語、発語のトレーニングに有効です。又脳障害児や自閉症児の教育指導に力を発揮します。

以上が、プログラムの全てです。
このプログラムを正しく確実に実践する為に「心身機能活生療法指導士(ゲーゴルセラピスト)の養成」を行っています。

▲ページトップへ